出棺のとき

 葬儀では通夜からスタートして告別式へと進みます。告別式では焼香などのイベントが終わったあと、いよいよ出棺になります。出棺とは故人を乗せた棺を葬儀会場から焼き場へと運ぶ儀式ですね。出棺では感動的な演出が必要です。わたしの祖父の葬儀の場合にはみんなで囲んでの出棺になりました。なかなか感動できる葬儀になりました。このような出棺の情報をここでは紹介します。わたしは葬儀会社での経験が長いですので、多くの出棺シーンを見てきました。厳粛な出棺もありますし、にぎやかな出棺もあります。みなさんの場合でも故人の人柄などに応じて出棺の様子を変えることが大切ですね。
 そこでこのページでは出棺に関する内容を説明します。一般の参列者にとって出棺のシーンが故人との最後の別れの場です。だから、できるだけ感動的に演出したいものです。多くの場合には故人の棺を囲んでの出棺になります。告別式の流れが済んだ後、参列者を会場の入り口のところに並ばせます。このとき、通路のように列を作ります。この列の間を故人の棺が通ります。故人の棺を運ぶ係を前もって募っておくこともおすすめします。家族だけではなく、友人や同僚などのなかからこの係を選びましょう。家族の場合は焼き場での別れになります。だから、出棺の場面では友人などのこの役割を譲ってもよいでしょう。わたしの祖父の場合は祖父の友人たちが棺を運びました。
 出棺の場合には葬儀会場の入り口に車を用意しておきます。スムーズに車に故人の棺を乗せることになります。この後、告別式は解散します。家族は別の車で焼き場へ移動します。葬儀業者を活用した場合、この後の会場の撤収はスタッフがやってくれるので安心ですね。家族での葬儀の場合には誰かが会場に残ることになりますので準備をしておいてください。焼き場では係のスタッフの指示に従って棺を下ろします。あとは火葬の段階になります。ここでは故人との最後の別れになりますので、しっかりと故人の姿を目に残しておきましょう。最新の焼き場では快適な待合室もありますので安心です。都会の焼き場では利用者が多いので整備されているところが多いですね。田舎ではまだまだ木造の古い焼き場が残っていたりします。事前に地域の焼き場の状況を確認しておきましょう。
 季節によっては焼き場の予約が難しい時期があります。季節の変わり目などは死亡する人数が多いので焼き場も混雑します。焼き場から利用時間を指定される場合もあります。葬儀は焼き場のスケジュールを基本にして時間を設定することになりそうです。まずは焼き場の手配をすぐに行いましょう。きっと、うまく葬儀の準備をすることができると思います。

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